貝他


クロアワビ・エゾアワビ 

パターン2
アワビ 表
■一般生態 
エゾアワビはクロアワビと同じ関係にあり、クロアワビの冷水域での適応種とみられる。貝殻全体の形状はエゾアワビ、クロアワビ共に楕円形に近い。軟体部の形状との関連から見るとエゾアワビ、クロアワビは軟体部の筋肉が発達しており、移動性が強い。足にあたる部分の裏面の色彩はエゾアワビ、クロアワビは緑紫色から黒褐色まで変異があり、上記の写真でも判別がつかない。エゾアワビと、クロアワビの一般的な区別はエゾアワビの貝殻の殻質が薄く(裏面が緑白色)、呼水孔も大きい上に貝殻上の波状の凹凸が著しい。また殻頂部の貝殻に対する位置や高さ、ねじれの角度等エゾアワビのほうが激しい。しかし両種の分布環境域によって反対の特徴にもなり判別が難しい。